「ウチュウ×トシ」を考える-開催報告-
2016年7月14日、愛媛県立西条高校にご協力頂き、「宇宙都市」をテーマに12人の生徒らとワークショップを行った。
ワークショップの課題は、
『将来の「宇宙都市」の要素は、どのようになるのか』
お金や娯楽、ライフライン、教育、法律など都市を構成する要素が地球と宇宙では、どのように異なるのか、3つのチームに分かれ、合計3時間近く真剣に想像、議論し、宇宙都市という未知の空間に挑んだ。
「ウチュウ×トシ」ワークショップは3つのことを目的とした。
1.多様な視点を持つ
-宇宙に対する多様な視点
2.とにかく想像する
-未だ実現していない未来の生活
3.理系文系の枠を超える
-宇宙は理系文系関係のない分野
Ice Break & Lecture
「宇宙」という言葉に対する生徒らのイメージを書き出させ共有した。生徒らは宇宙に対して不自由な空間というイメージを持ちつつ、不思議な空間である印象を持っていた。続いて、宇宙都市を構成する要素と宇宙建築の代表的な例や技術についてレクチャーを行った。
Grope Work
文系・理系が入り混じるグループを3つ作り、宇宙都市における「お金」「娯楽」「教育」について議論した。
舞台設定-宇宙コロニー
-「宇宙で生活するために必要な課題が解決した時代の宇宙都市。そこは、地球が見えない場所に位置し、0Gから1G程度の人工重力を発生させることのできる、最大1万人が生活できる環境である。住民らは地球から移住し生活を続ける。」-
宇宙都市の主な特徴として、以下の要素を定義した。
1. 物質の制限性
-地球から離れて生活し、都市内部で自給自足の生活
2. 閉鎖空間性
-閉鎖された環境内
3. 重力の変化
-都市自体を回転させ、人工重力を発生
Presentation
議論結果はリンク先。どの要素も想像以上の深まりでた。
「お金」
-もしお金がなければ・・・
「娯楽」
-宇宙都市の娯楽とは・・・
「教育」
-洗脳的なシステムに・・・

ディスカッション中...

宇宙都市のレクチャー

的確なアドバイス...?

プレゼン風景

本質をついた質問が飛び交う

ありがとうございました‼
Conclusion
どのテーマも想像を超えたアイデアが生まれ、非常に驚いた。それぞれの宇宙都市の要素を一から考えることにより、都市の形を想像することができただろう。議論の中で物質の少なさや閉鎖
空間性によって、宇宙都市の内部要素は根本的に地球と異なる可能性が高いことが垣間見えた。地球の文化をどの程度宇宙生活に導入するのか、当たり前を当たり前と考えない視点で議論を
深める必要があるだろう。
今回のワークショップで扱った「お金」「娯楽」「教育」を考える中で、経験したことのない宇宙都市の暮らしを多様な視点で想像したことで、理系と文系との垣根を超えることができたと思う。宇宙が持つ教育ツールとしての可能性は、科学教育だけでなく、答えのない問いを問うテーマとしても、極めて有効なツールと感じた。また、宇宙都市の暮らしを考えることでヒトとしての本質を見つめ、よりヒトらしい暮らしができるかもしれない。
生徒らは「宇宙」に対する新たな視点を、TNLは「宇宙」の持つ可能性の大きさを得ることができた時間となった。宇宙のみならず、今後の進路、日常にも多様な視点を持つことが重要と実感できた
はずだ。
最後に、場所をお貸ししてくださった愛媛県立西条高校様、ワークショップに参加して頂いた12人の高校生、宣伝してくださった先生方、本当にありがとうございました。